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◆放生津八幡宮の築山(富山県新湊市、県指定文化財)

  築山とは、神が降りる場所(山など)を高く築き、神をむかえる「憑き山」行事。
 神事のひとつであるが、新湊の築山はそれを祭事として行ってきた全国的にもたいへんめずらしい民俗行事。

 築山が飾られるのは放生津八幡宮の本祭日10月2日です。
 その起源は定かではありませんが、享保6年(1721)の東八幡宮記録や築山古老伝記などから、江戸初期から行われていたそうです。

 以下は、新湊市放生津八幡宮境内の立て看板の内容です。

 富山県指定無形民俗文化財
 放生津八幡宮築山行事
 
  古代の信仰では、神は海上または天上から祭りに 迎えるものとされた。等八幡宮の築山は、九月三十 日五時、海から御祖神(みおやのかみ)を迎える。
 固定した築山が曵山に発展したと考えられ、曵山の原形の形態及び古代祭祀の形式を知るうえでもことに貴重な民俗文化財である。

 築山は十月二日大祭の昼間だけ飾る。境内の古松を背景にして、その前に西面して作る。
  上段の唐破風神殿の屋根に主神の姥神(俗称・オンババ)があたかも天上から舞い降りたように立ち、下段の四隅には多聞(北)、持国(東)、増長(南)、広目(西)の四天王を配し、ほかに客分として客人(まろうど)などを飾る。

 古来、石動山の伊須流伎比古(いするぎひこ)神社(廃絶)と二上山の射水神社(近年復活)にもあり、主神の形体から「手なし」「足なし」「口なし」と呼ばれたが、由来や伝承にはなお不明な点が多い。

 当八幡宮の築山は、天正(一五七二〜)のころ復活し、元禄五年(一六九二)から現在まで連綿として伝承され「足なし」の姿をかたどる。

 祭事に用いるお面は、いずれも室町・桃山時代の名作古面である。

 昭和五十七年九月
 放生津八幡宮
 新湊市観光協会

 
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